都市固有の歴史と文化を継承・発展させつつ、環境負荷を低減し、人間活動と自然環境が調和した豊かで安全・安心な都市の実現を目指すには、グローバルな視野に立って複眼的に物事を捉えることができるプランナーとエンジニアを養成することが重要です。都市学科では、社会の要請を的確に把握し、倫理観と責任感に基づいて主体的に行動する「環境都市づくり」のプロフェッショナル育成を目指します。
都市学科では、4年間の教育・研究活動を通じて、「環境都市づくり」のために必要な要素技術と、それらを総合的に利用し計画・設計・保全する技術に関する多面的なカリキュラムを提供します。とくに、幅広い専門基礎科目を確実に修得しながら、複雑多岐にわたる都市問題の解決に主体的に取り組むことのできる総合演習科目を設け、デザイン力も兼ね備えたプロフェッショナルの育成を目指しています。
都市学科では、「環境都市づくり」のプロフェッショナル育成を目的として、以下の(A)~(H)を学習・教育目標として定め、教育を行っています。
カリキュラムは、全学共通科目と専門教育科目で構成されます。 全学共通科目は、総合教育科目(社会・人文系科目)、外国語科目、健康スポーツ科目、基礎教育科目(数学・物理・化学・生物・地球学科目)から成り立っています。 専門教育科目は、「都市デザイン領域」、「環境創生領域」、「安全防災領域」を軸として、これらの領域に共通する必修科目、各領域の基礎科目である選択必修科目、各領域の応用科目である選択科目から成り立っています。 都市デザイン領域では、都市を取り巻く環境や現象を理解し、都市に求められる多様な役割を総合的に捉えて都市空間を計画・デザインするための手法に関わる科目を提供します。 環境創生領域では、都市圏の環境の現状と人間活動による環境への影響を正しく評価し、環境問題を解決するための基礎知識やそれを用いた工学的手法に関わる科目を提供します。 安全防災領域では、災害に強く、都市における市民生活を維持し、人々が安心かつ安全に暮らすことができる都市を支える技術やマネージメント手法に関わる科目を提供します。 このような教育を通じて、「環境都市づくり」に必要な要素技術と、それらを総合的に利用して計画・設計・保全する技術を習得し、多種多様な都市問題を工学的に解決することができる人材を育成します。 提供科目の流れは、こちらをご覧ください。
履修要覧、こちら≫をご覧ください。
シラバスは、こちら≫をご覧ください。